徳島 TOKUSHIMA 2022|阿波踊りの熱の中で
8/12-15にチャレンジした徳島への旅「旅する阿波藍×旅する絣 2022真夏」
もう8月が終わろうというのに、なかなか振り返りの言葉を紡ぐのが難しい。それくらい徳島での初めての4日間(そしてそれは3年ぶりの阿波踊りの4日間)は、濃く・密で、カオスであった。
旅に出る前は、なんかよくわからんけどIKI LUCAにとってすごくおっきな冒険に挑むぞ!っていう少しのわくわくと、あとはただただ不安からのドキドキがおっきくて、ずっとどっきどきしていた。初めての徳島、初めての阿波踊り、いまから出逢うであろう初めましての旅人たち。たくさんの初めてに、ずっとどっきどき。
まずはそのすべてのどっきどき、最終日の夜にぜんぶ晴れて、快晴なり!
最終日に出会った徳島県の神山で藍を育てているタッキーさんが「たくさんのカオスの中にHAPPYが生まれていく。それが阿波踊り」というようなことを言っていた。よくわからんかったけど、でも身体は、心は、なんだかその言葉をしっくりと受け入れていた。
日本三大暴れ川の次男・筑紫次郎(筑後川・福岡県)が育んだ久留米絣(くるめかすり)
三男・四国三郎(吉野川・徳島県)が育んだ阿波藍
互いに支え合いながら紡いできた今日までの物語
いまここから 次の100年に向けて、新しい物語が始まる
そんなカオスのような4日間。それでも当初の目的の1つ「阿波藍と久留米絣」を徳島から発信する!その1歩として、次の100年に向けた中長期的な種蒔きをする!ということは、初めてチャレンジした「藍の生葉染め体験イベント」を通して少しは実現できたかな、と。これからその種がしっかりと芽生えていくように、引き続き丁寧に育てていかねば。
今回の旅のプロローグでは、徳島県海陽町の永原レキさんの工房inBetweenBluesでIKI LUCAの白い旅衣を後染めで藍染めしてもらった。いっときとして同じ青ではない太平洋を臨むその工房で、阿波藍にて天然灰汁発酵建てという微生物などの自然の力のみを借りながら藍染めを行い、目の前の海で水洗いをする。旅衣が、海陽町の自然の恵みを一身にまとっていく、それを旅衣のパワーにかえていく、そんなハッピーなエネルギーが、なんだか見守っているこちらにも伝わってくるようで。阿波藍と、海陽町の海と空と太陽の恵みがギュッと詰まったコラボの藍染めの旅衣が生まれました。inBetweenBluesとIKI LUCAのオンラインストアからお求めいただけます。
旅の本編・徳島市内では、徳島に新しいカルチャーをもたらしながらも、徳島にしかないものを発信するカルチュラル・エクスチェンジで地域創生を目指すMITSUSHIKAさんが運営するPONT NEUF kissaでPOP UPを。MITSUSHIKAさんが目指すものがそのままkissaの空間を創っていて、日本各地からさまざまな旅人が3年ぶりの阿波踊りを目指して集まってきた。きっと今回のこのカタチ、このタイミングだからこそ出逢えたさまざまなご縁。1つ1つの出逢いから、驚きや新しい世界への扉が、おもちゃ箱のように飛び出してきて、どっきどきしながらも今回の旅にチャレンジして本当によかったな、って思った。
今回の旅で出会った旅人のみなさま、地元徳島のみなさま、とってもお世話になりました!ありがとうございました!!
来年の同じとき、同じ場所で、また会えますように。
終わったけど、それは始まりで。
そう、旅は、つづく。