なぜ藍染めは夏に涼しく感じられる?天然藍と久留米絣が220年以上選ばれ続ける3つの理由

なぜ藍染めは夏に涼しく感じられる?天然藍と久留米絣が220年以上選ばれ続ける3つの理由

「藍染めの服は、夏でも心地よく過ごせる。」

そんな言葉を耳にしたことはありませんか。

一方で、

  • 「濃紺だから暑そう」

  • 「久留米絣は生地がしっかりしていて夏向きではないのでは?」

と思われる方も少なくありません。

実は、その印象とは反対に、天然藍で染めた久留米絣(くるめかすり)は、日本の蒸し暑い夏を快適に過ごすための知恵が詰まった綿織物です。

この記事では、

  • 天然藍ならではの特徴

  • 久留米絣が夏に心地よく感じられる理由

  • 220年以上、日本で愛され続けてきた背景

をご紹介します。


藍染めとは?自然の恵みから生まれる、日本の伝統色

藍染めとは、藍という植物からつくられる天然染料で布や糸を染める、日本の伝統的な染色技法です。

IKI LUCAのJAPAN BLUEシリーズには、徳島県産の天然藍「阿波藍(あわあい)」を使用しています。

藍の葉を発酵させてつくる「すくも」を染料に、職人が糸を何度も染め重ねることで、美しい深い藍色が生まれます。

化学染料のインディゴとは異なり、天然藍には植物由来ならではのさまざまな成分が含まれています。

その自然の力が、日本では古くから衣服として活かされてきました。


藍染めの久留米絣が夏に心地よい3つの理由

① 抗菌・消臭性で、汗ばむ季節も快適に

天然藍には、古くから抗菌・消臭効果があると伝えられています。

そのため日本では、

  • 野良着

  • 足袋

  • 手ぬぐい

  • 肌着

など、汗をかく場面で使われる衣類に多く用いられてきました。

戦国時代には、武士が鎧の下に藍染めの衣を身につけていたとか。

暑い夏や旅先では、毎日思うように洗濯できないこともあります。

そんなときでも、藍染めの衣服は清潔感のある心地よさを保ちやすく、旅をより快適にしてくれます。


② 綿100%の久留米絣だから、風が通り抜ける

「久留米絣は厚くて暑そう」

そう思われる方もいらっしゃいます。

しかし実際には、久留米絣は綿100%の天然素材。自然と汗を吸い、外へ逃がす吸湿性・通気性に優れ、日本の高温多湿な気候に適した織物として発展してきました。

さらにIKI LUCAが使用する久留米絣は、100年以上使われ続ける旧式のシャトル織機(しょっき)でゆっくり織り上げられています。

ゆっくりと織ることで、生地にはほどよい空気の層が生まれます。

そのため、

  • 肌に張り付きにくい

  • 歩くたびに風が抜ける

  • 蒸れにくく軽やかな着心地

を感じていただけます。

藍染めだけではなく、

天然藍 × 綿100% × 久留米絣の織り

この3つが組み合わさることで、夏の快適さが生まれているのです。


③ 紫外線をやわらげ、夏の日差しから肌を守る

天然藍が持つ紫外線防止効果と遠赤外線効果

濃い色の服は暑そうな印象がありますが、紫外線を遮るという点では大きなメリットがあります。

深く染められた藍色の生地は、強い日差しをやわらげ、夏の紫外線対策にも役立ちます。

昔の農家の方々が、真夏でも藍染めの野良着を着ていたのは、その経験から生まれた暮らしの知恵でした。

さらに綿100%の生地は、冷房の効いた室内では体を冷やしすぎず、屋外との温度差もやさしく和らげてくれます。

夏の旅で一枚あると安心できる理由は、こうした自然素材ならではの心地よさにあります。


なぜ久留米絣は220年以上も受け継がれてきたのか

久留米絣が誕生したのは江戸時代後期1800年ごろ。それ以来220年以上、日本各地で日常着や仕事着として親しまれてきました。

農作業など、汗を流す仕事の現場で選ばれてきたという歴史は、その快適さを物語っています。

もし本当に暑く、動きにくい織物だったなら、これほど長く人々の暮らしに根付くことはなかったでしょう。

220年以上受け継がれてきたという事実そのものが、久留米絣の価値を証明しているのです。


洗うほど、自分だけの藍色へ育っていく

天然藍には、もうひとつ大きな魅力があります。

それは、着るほど、洗うほどに少しずつ色合いが変化していくこと。

深い藍色は、年月とともに澄んだ青へと育ち、その人だけの表情を見せてくれます。

旅先で見た景色。

歩いた街並み。

季節の記憶。

そんな思い出を重ねながら育つ一着は、世界に一つだけの「旅衣」になります。


この夏、藍をまとって旅へ出よう

藍染めの久留米絣が夏に心地よく感じられる理由は、

  • 抗菌・消臭性

  • 綿100%ならではの通気性・吸湿性

  • 紫外線をやわらげる藍の力

そして、それらを220年以上にわたり暮らしの中で磨き続けてきた、日本の知恵にあります。

IKI LUCAは、この伝統の機能美を、現代の旅と日常に寄り添う「旅衣」としてお届けしています。

旅の景色に映える美しさだけでなく、一日中快適に過ごせる心地よさも、ぜひ体感してみてください。


JAPAN BLUEシリーズ

天然藍で染めた久留米絣を使用した

  • 旅するワンピース

  • 旅するスカート

  • シャツ

  • ケープ

  • 羽織りジャケット

をご覧いただけます。JAPAN BLUEシリーズは、こちらより。


SHOP INFO

現在、久留米「NET WORK」にて期間限定POP UP STOREを開催しています(夏季限定)。

天然藍ならではの深い色合い、久留米絣の軽やかな風合いは、写真だけでは伝えきれません。

ぜひ店頭で実際に袖を通し、その心地よさを体感してみてください。


あわせて読みたい

×