What is Kurume Kasuri? A 220-Year-Old Japanese Textile Reimagined as Garment for Your Journey

久留米絣とは?220年続く日本の伝統織物とIKI LUCAの“旅衣”

久留米絣(くるめかすり)とは?- 220年続く日本の伝統織物

久留米絣(くるめかすり)をご存知でしょうか?福岡県久留米で生まれ、220年以上の歴史を持つ日本を代表する織物のひとつです。その美しさ、職人の技、そして実用性から、今も多くの人に愛され続けています。

久留米絣のはじまり

久留米絣は江戸時代後期の1800年ごろ、わずか13歳の女の子・おでんちゃん(井上伝さん)がたまたま織物に現れた白い斑点模様に着想を得て生み出しました。
糸を括って染め分け、模様を織り出す独自の技法を完成させ、その後久留米一帯に広まりました。以来、世代を超えて「日常着」として人々の暮らしに根付いてきました。

職人技と機械の融合で生まれる布

久留米絣は完成までに30以上の工程を要します。
糸を括る、藍で染める、織りの準備をする-そのほとんどは熟練した職人の手作業です。

最終工程の織りには、約100年前の豊田動力織機(しょっき)が使われています。この昔ながらの機械を熟練した職人が扱うことで、現代の自動織機では出せない優しい風合いと自然なゆらぎを生み出しています。

そうして織り上げられる綿100%の布は、丈夫でありながら肌にやさしく、使うほどに馴染んでいくのが特徴です。

藍染めの魅力と機能性

久留米絣はもともと藍染めの綿織物として広まりました。
その藍染めには、こんな機能があるといわれています。

  • 抗菌・消臭・防虫効果
  • 紫外線防止効果
  • 遠赤外線による保温効果(まとうとほんわか温かい)

かつては日常着として重宝されてきましたが、この機能性はまさに現代の旅にもぴったり。
持ち運びやすさ、お手入れの気軽さ、シワになりにくさ、体温調整が難しい異国の旅先や移動中など-旅衣として最適な要素が揃っています。

IKI LUCAと「旅衣(たびごろも)」

IKI LUCAでは、久留米絣を現代のライフスタイルに合う「旅衣(たびごろも)」として提案しています。

特徴は、あえて伝統的な柄ではなく、無地やシンプルな縞模様を選んでいること。手持ちのワードローブに合わせやすく、旅にも日常にも馴染む、シンプルでカッコよい、おしゃれなデザインを目指しています。

久留米絣が持つ機能性と、現代的なデザインが融合することで、220年の歴史をまといながら、新しい旅を楽しむ一着が生まれています。

代表作「旅する藍と羽織り(無地)- JAPAN BLUE MUJI」

旅衣の中でも代表的な一着が、「旅する藍と羽織り(無地)」。
シンプルなシルエットのユニセックスデザインで、誰にでも似合い、日常にも旅先にも自然に溶け込みます。
深い藍をまとえば、背筋がすっと伸び、気持ちが整っていくような感覚に。

久留米絣と旅衣のまとめ

久留米絣は、220年の歴史を持つ日本の伝統織物。
熟練した職人による30以上の工程と、100年前の動力織機の優しい風合い。
藍染め JAPAN BLUE の機能性と美しさ。

その全てを、現代の旅に寄り添う「旅衣」として、IKI LUCAは世界に届けています。
日本の温もりある伝統の物語をまとって、新しい旅を始めてみませんか?

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