2024.12.21 お話し会 with 石徹白洋品店
2024年の締めくくりは・・・!
DIALOGUE KYOTO 2023で出会った石徹白洋品店(岐阜県)が、はるばる久留米にお越しになり初☆久留米での展示会(12/20-22)を開催されます!!
その中で、石徹白洋品店の店主・平野馨生里さんとのトークイベントを行います♪
日時 2024年12月21日(土)19:00-21:00
場所 Gallery Earl Gray(久留米市通町111-18)☆参加申込はこちらより☆
このご縁を繋いでくれたのは・・・
ななな、なんと!!!
120年前の1枚の久留米絣(くるめかすり)のはっぴ!!!
石徹白(いとしろ)のあるおじいちゃんの箪笥から出てきた貴重なもの!
これは、本物をみると「藍は強し!」(藍染めが糸、生地を強くしてくれる)ことが一目でわかる「百聞は一見に如かず」をまるっとそのまま体現したかのような、興奮の1枚なのです!!!
ぜひ、ひとりでも多くの方にこのトークイベントでの「生きた言葉」「服の物語」に触れていただけると嬉しいです^^
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100年以上もの時を旅した1枚の久留米絣
縄文から続く石徹白の集落へ
土地に受け継がれる「生きるための衣」
そんな物語たちのお話し会です
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100年以上前のあられ文様の藍染めの久留米絣(くるめかすり)が、縄文から続く石徹白と久留米を繋げてくれました。
石徹白洋品店さんは、石徹白のおばあちゃんたちが口承で受け継いできた土地の衣の在り方を現代の生活にも合うようにアレンジしてここからまた未来へのバトンを繋げようと活動されています。
その「生きるための衣」は、和裁特有の端切れを出さない直線裁ちと直線縫いから出来上がります。
過疎地で、どんどん少子化が進む石徹白の地。
その石徹白の地に魅せられて移住を決めて、その土地で自然の恵みをいただきながら暮らしている石徹白洋品店のファミリーの物語。
縄文時代から続く集落、白山信仰の残る土地の物語。
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【お話し会内容】
IKI LUCA 小倉知子 × 石徹白洋品店 平野馨生里
〜久留米絣の一着のハッピから〜
石徹白は岐阜県と福井県の県境にある小さな集落です。山に囲まれた白山信仰の里で、久留米からは800キロ以上の距離を隔てています。
かつて、久留米絣は日本全国に広まって行きましたが、この奥地も例外ではなく、石徹白には一着の久留米絣のハッピが残されています。
このハッピから、久留米絣について、藍染について、服の形について、あるいは意匠について、読み解くことができることが多く、民俗学的にも貴重な資料となっています。
今回は、久留米絣で服を作っているIKI LUCAの小倉知子さんと、久留米絣のことを中心にお話しし、服作りについて、これからのもの作りについて、地方での仕事作りについてなど幅広くお話をいたします。
【話し手プロフィール】
IKI LUCA代表 小倉知子
福岡県久留米出身。金融業界にて国内外で経験を積んだ後、大好きな地元と50か国以上旅した経験を掛け合わせて「旅する絣」をコンセプトに、2021年IKI LUCAをローンチ。 「久留米絣」そこに欠かせない「藍」、それらを育んだ日本三大暴れ川の筑紫次郎こと筑後川流域。「久留米から世界へ!」と、ものづくりの向こう側の風景と土地の物語を発信しながら活動中。
石徹白洋品店店主 平野馨生里
石徹白集落に住むお年寄りからお話を聞きまとめる「聞き書き」から服作りがスタート。古い服を様々な方からいただく中で、久留米絣のハッピに出会う。久留米(九州)と石徹白(岐阜)。こんな遠くから布が運ばれて服が作られていたのかと、歴史のロマンに浸るとともに、布の背景に興味を抱き、久留米絣に携わる小倉知子さんとのお話会開催を企画。当日は、古い服もお持ちしていろんなお話をしたいとワクワクしている。