TEXTILES|久留米絣

『100年愛用できる旅衣』 CASULI-旅する絣-は、約220年もの物語をもつ久留米絣(くるめかすり)を100%使用したシリーズ

IKI LUCAが使用する久留米絣は、下川織物(福岡県八女市)でつくられている綿織物です。下川織物では、1915年に豊田佐吉氏によって開発されたトヨタ式力織機(りきしょっき)をベースに改良した絣織機にて、職人による糸や柄の調整を行いながら丁寧につくられています。
*織機(しょっき)とは織物を織る機械のこと

久留米絣の高品質の秘訣

  1. 織物になるまで全30工程
    職人の熟練した技術と、分業による丁寧な手仕事でつくられます

  2. 平均3カ月かけて丁寧につくる
    染色後の糸の天日干しなど、自然との対話の中で1つ1つの工程が丁寧に進められます

  3. 約100年前のトヨタ織機を改良した動力織機を使用
    職人が手入れをしながら使い続けてきた昔ながらの織機だからこそ生み出せる、優しい風合いへと仕上がります

旅する絣の特徴

  1. 着心地良し|綿100%で、夏は涼しく冬はあったかく
    天然素材100%の心地良さが旅のオン・オフどちらにも寄り添います
    例えば、乾燥する飛行機の中では、化繊のものより気持ちよく過ごすことができます。また、温度調整が難しいときや移動中の足元など、ふわっとあたたかく肌を包み込んでくれます

  2. かさばらず、シワになりにくい
    荷造りでも場所をとらずコンパクトに
    たたみシワがつきにくいので、シワを気にすることなく持ち運べます

  3. お手入れ簡単|普通に洗濯OK
    ご自宅の洗濯機で洗えます
    例えば、旅先でも気軽にジャブジャブ洗うことができて、一晩で乾きます
     
  4. 丈夫で長持ち
    品質の良い丈夫な生地
    例えば、旅先での思いがけない冒険シーンや想定外のアクシデント(転倒など)にも耐えうる丈夫さを持ち合わせており、長旅で繰り返し大活躍してもヨレることなく、ずっと長く愛用できる心強い旅の相棒となります

久留米絣について

久留米絣は日本三大絣の1つで、糸の段階で染め分けて文様を織りなす、先染めの織物です。約220年ほどの歴史を持っています。丈夫な日常着として重宝され、日本全国だけでなく海外へも輸出されていました。その後、戦争・化繊織物の台頭・洋装化という時代の流れの中で衰退していきます。現在はかつて80軒ほどあった織元の数も30を切るまで減少しています。

一方、いま地球環境の観点から、未来へ繋がる持続可能なものに注目が集まっています。日本は古来より先人たちの智慧を紡ぎながら気候・風土に適した独自の循環する衣食住のあり方を築いてきました。木綿の着物はその1つで、木綿往生という言葉もあるほど元来究極の持続可能な衣です。久留米絣は、織物になるまで30以上もの工程があります。それぞれの職人による分業制で約3カ月かけて丁寧につくられていきます。出来上がった久留米絣は、品質が良く、丈夫で長く愛用できる服になります。

この世界の限られた資源や環境、そして先人たちが紡いできた持続可能な楽しく生きるための工夫の1つである久留米絣。またここから明日(未来)へ繋がるようにと、願いを込めて。


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